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鼎元光電の中国ポリシリコン工場、10月操業開始へ


ニュース その他製造 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024953

鼎元光電の中国ポリシリコン工場、10月操業開始へ

 
 発光ダイオード(LED)チップメーカーの鼎元光電科技(TYNTEK)と、傘下の太陽電池モジュールの頂晶科技(TYNSOLAR)が合弁で中国浙江省に設立した多結晶シリコン(ポリシリコン)メーカー、浙江矽昶緑能源は、7月に設備を搬入、今月から試験生産に入っており、10月にも正式に操業を開始する見通しだ。生産能力は今年の1,000トン、順調に行けば来年は5,000トンに引き上げる予定だ。製品は頂晶科技向けに出荷する。28日付工商時報が伝えた。

 矽昶緑能源は資本金2,999万米ドル。鼎元光電の出資比率は37.5%で、残りを頂晶科技と個人株主が占める。操業開始後には鼎元光電、頂晶科技とも追加投資を予定している。

 矽昶緑能源はポリシリコンの生産にナトリウム還元法を採用、生産に必要な電力は従来のシーメンス法の10分の1だという。

 鼎元光電は太陽電池事業において、川上の矽昶緑能源の設立で、川中の頂晶科技と合わせ垂直統合を進めていく方針だ。また将来的には、街灯やバス停向けなどの、LEDと太陽電池を結合させた応用製品を開発していく方針も示した。