ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

大同、太陽電池ポリシリコン工場新設へ


ニュース その他製造 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024954

大同、太陽電池ポリシリコン工場新設へ

 
 家電大手の大同(TATUNG)は27日の董事会で、12億台湾元(約32億円)を投じて年産能力300メガワット(MW)の太陽電池向け多結晶シリコン(ポリシリコン)インゴット工場新設を決定した。台北県三峡の既存工場棟に設備を搬入する形で新設し、年末までに完成、来年第1四半期からの操業開始を目指す。新工場は、大同集団傘下の太陽電池用多結晶シリコンウエハー最大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)への生産協力を行う位置付けだ。28日付工商時報が伝えた。

 大同主管によると、緑能も年末までにポリシリコン年産能力を1ギガワット(GW)から1.5GWに拡充するが、それでも顧客からの需要が旺盛で供給が追いつかない状態のため、大同が既存設備と人材を利用してこれを支援する。

 緑能は上半期の税引き前利益が6億500万元と、前年同期の損失9,341万元から大幅な回復を見せており、大同集団の中でも最も業績が好調な企業となっている。