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東陽と開億が正式合併、生産拡充にアクセル【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024960

東陽と開億が正式合併、生産拡充にアクセル【表】

  
 自動車部品最大手の東陽集団傘下で、昨年12月に株式交換による合併を決定していた東陽実業と台湾開億工業は、9月1日に開億が株式上場を廃止し、正式に合併が成立する。東陽が存続会社となり、開億株は今月20日に市場での取引を終了、東陽株へと交換される。合併後の資本金が50億台湾元(約134億円)以上となる東陽集団の呉永祥副総裁は、「生産拡充に全力で取り組み、世界で最も重要な自動車部品サプライヤーに成長する」と表明した。29日付経済日報が伝えた。
 
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 東陽はプラスチック部品、開億は板金部品と主力製品は異なるものの、顧客や販路に重複があるため、今後はこれらを整理して効率を高める方針だ。

 また、中台間で締結された海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)項目に自動車部品が含まれたことについて呉副総裁は、「発展の可能性がさらに広がった」と好感を示し、「体積の大きいバンパー以外の大部分の製品は台湾での生産が可能になった」と指摘した。