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半導体のQ2在庫水準、3四半期連続で上昇【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024967

半導体のQ2在庫水準、3四半期連続で上昇【表】

 
 30日付電子時報によると、市場調査機関の統計に基づく半導体メーカー35社の第2四半期在庫は前期比で約10%増加し、2009年以来で最高の100億米ドル近くまで膨らんだ。これにより在庫水準は3四半期連続で上昇したことになり、第3四半期末~第4四半期の景気見通しに下方修正が迫られている。
 
 半導体最大手の米インテルは27日、第3四半期の売上高見通しを前期比0~4%増の108億~112億米ドルへと、従来予測の同4~11%増の112億~120億米ドルから大幅に下方修正した。同社は、欧米など成熟市場でのパソコン販売量が目に見えて落ちており、台湾のPC受託メーカーの第3四半期受注が予測を大きく下回るとみられることを理由に挙げた。これを受け、台湾のPC向け半導体関連メーカーへの打撃も予想される。

 ただ業界関係者からは、下半期の景気見通しが下方修正されることは、季節変動の範囲内の短期的な現象といえ、これにより、金融危機がもたらした異常な景気サイクルが正常化するとの声もある。
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