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桃園空港MRTの駅周辺物件、2年で50%超の値上がり【表】


ニュース 建設 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024974

桃園空港MRTの駅周辺物件、2年で50%超の値上がり【表】

 
 不動産仲介業者、台湾房屋の最新調査によると、2013年の一部開通を目指し現在建設中の、台北駅~桃園国際空港~桃園県中レキ(つちへんに歴)市を結ぶ都市交通システム(MRT)「台湾桃園国際機場聯外捷運系統」沿線では、不動産価格が過去2年で大幅に上昇、一部を除くほとんどの駅予定地周辺では50%以上の値上がりを見せている。特に台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅付近の商業用地では108.7%値上がりと最大の上昇幅となっている。31日付中国時報が伝えた。
 
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 沿線地域のうち、従来から居住人口の多い三重(台北県三重市)から泰山貴和駅(同県泰山郷)にかけての5駅周辺は、台北駅からほど近いこともあり、平均で53.11%上昇した。

 また、林口(同県林口郷)および長庚医院と体育大学(ともに桃園県亀山郷)の3駅では平均89.31%の上昇となっている。台湾房屋によると、林口郷は桃園空港に近い上、ゴルフ場なども多数あり、上場企業の経営者などに人気だという。なお、価格上昇には売り手による今後のさらなる値上がりを見据えた売り惜しみも影響しているようだ。

 一方、桃園県大園郷の大園と横山の2駅周辺は、航空機が通過する真下に位置することとなどから、上昇幅は3~4%にとどまっている。