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ステンレスの9月台湾価格、大部分据え置き


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024977

ステンレスの9月台湾価格、大部分据え置き

 
 ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUS
CO)は30日、9月の台湾域内向けオファー価格を316L系の熱延・冷延コイルおよび鋼板で1トン当たり2,000台湾元(約5,300円)値上げしたほかは、304系、430系を含む各製品価格で据え置いた。輸出向け価格は、300系の熱延・冷延コイルおよび鋼板を1トン当たり60~80米ドル、400系を30~50米ドル引き上げた。31日付工商時報が伝えた。

 また同業の唐栄鉄工廠も、300系製品の台湾域内向けオファー価格を据え置いた一方、輸出向け価格は1トン当たり140米ドル値上げした。

 あるメーカーは、国際ニッケル価格が値上がりを続ける中、両社が台湾市場向けの製品価格の大部分を据え置いた理由について、川下メーカーのコスト圧力を軽減し、受注の減少を避けるためと指摘した。

 国際ニッケル価格は最近1トン当たり2万1,448米ドルに達し、7月の平均価格1万9,518米ドルから1,930米ドル値上がりしている。