ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華汽車、中国事業を華菱汽車傘下に集約


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024980

中華汽車、中国事業を華菱汽車傘下に集約

 
 中華汽車工業(チャイナ・モーター)は30日、中国事業を全額出資子会社の華菱汽車傘下に集約することを董事会で決議した。31日付工商時報が伝えた。

 中華汽車はこれまで、華立投資、華菱汽車の両子会社を通じ、中国事業を展開してきた。今回、華菱汽車は華立投資から自動車整備会社の天津華瑞、四川華豊瀚威、広州華佑、東莞華益の4社を合計866万米ドルで取得した上で、4社が実施する1,618万米ドルの増資を引き受ける。投資額は全体で10億台湾元(約26億円)を超える。

 今回の再編は、華菱汽車に中国事業を集約することで、出資構造の単純化を図るのが目的。今回グループ内で譲渡される自動車整備会社の損益はまちまちで、全体としては今年上半期に6万米ドルの小幅な黒字を計上している。

 一方、中華汽車が25%出資する東南汽車工業(中国福建省)は、四半期決算が第1四半期の黒字から第2四半期に赤字へと転落し、6月中間決算は最終利益が945万米ドルにとどまった。受託生産している外国車の需要低迷が業績に響いた。