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Q3ノート出荷規模、ハイシーズン効果薄い=コンパル


ニュース 電子 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024987

Q3ノート出荷規模、ハイシーズン効果薄い=コンパル

 
 ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の許勝雄董事長は30日、ノートPC業界の出荷見通しについて、「下半期全体は成長するものの、第3四半期は例年のように通年の3分の1を占めるほどではなく、多くても4分の1強にとどまる」との予測を示した。新興市場向けの販売比率が高まるにつれ、10月の中国の国慶節(建国記念日)連休や、欧米のクリスマスシーズンに向けた第3四半期のハイシーズン効果が薄れるとの見方だ。31日付工商時報が伝えた。

 許董事長は、「従来の『第3四半期はハイシーズン』という見方を若干改める必要がある」と述べた。新興市場からの受注と同市場向け出荷が増加することで、上半期と下半期の出荷比率は40対60から、将来は45対55へ変化すると予測した。

 米証券大手、ゴールドマン・サックスの金文衡アナリストは先日、第3四半期のノートPC出荷予測を、一時は前期比12%増としていたが、同1%減まで引き下げる5度目の下方修正を行った。このため、間もなく開催されるコンパルや広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の業績説明会に注目が集まっている。