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南亜科・イノテラの生産量、来年150%増も


ニュース 電子 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024994

南亜科・イノテラの生産量、来年150%増も

 
 集邦科技(トレンドフォース)傘下の研究部門、DRAMエクスチェンジの最新レポートによると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技および華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、生産能力拡充と製造プロセスのアップグレードにより、来年の生産量が前年比150%増で、業界最高の成長率となる見通しだ。また、自社ブランドによる販売量でも、南亜科技が首位になると予測している。31日付工商時報が伝えた。

 同レポートによると、南亜科技は12インチウエハーの月産能力が年内に3万6,000枚から5万枚に、来年上半期には6万枚に達する見込みだ。またイノテラは、今年の同10万枚以下から13万枚まで引き上げる見通しだ。さらに両社は、今年下半期には50ナノ製造プロセスへ移行し、来年には42ナノプロセスへと引き続きアップグレードするとみられる。

 今年第2四半期の業界全体の売上高で、韓国メーカーが計55.3%を占め、2008年第4四半期の45.5%からシェアを拡大する中、台湾メーカーも今年、DRAM景気回復の流れに乗り、競争力を強化しているようだ。