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TSMCの上海松江工場、Q2に黒字転換


ニュース 電子 作成日:2010年8月31日_記事番号:T00024996

TSMCの上海松江工場、Q2に黒字転換

 
 台湾積体電路製造(TSMC)が100%出資する上海市松江工場は第2四半期、純利益が2億8,000万台湾元(約7億4,000万円)となり黒字転換を果たした。2003年末の設立以来、初の単期黒字計上で、上半期通期でも純利益1億2,800万元で黒字となった。31日付経済日報が報じた。

 同社によると、松江工場は4月に初めて単月で黒字転換した。中国での受注増のほか、設備稼働率の上昇に伴う経営効率の向上がプラスに働いた。

 同工場は月産能力を昨年末の4万枚から、今年末までに約25%増の4万9,000~5万枚へと増強する計画だ。

 また同社は、先ごろ経済部投資審議委員会(投審会)に対し、同工場で製造プロセスを0.13マイクロメートル以降に移行する投資計画を提出しており、認可が下りれば直ちに実施する。同製造プロセスは中国の移動通信規格「TD-SCDMA」やデジタルテレビ放送規格「DMB-TH(デジタル・マルチメディア放送、地上/ポータブル機器)」対応チップ生産への利用が期待でき、中国での受注拡大に貢献するとアナリストは予測を示した。