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中山サッカー場、花博終了後に閉鎖へ


ニュース 社会 作成日:2010年9月1日_記事番号:T00025000

中山サッカー場、花博終了後に閉鎖へ

 
 台北市政府は、台北国際花卉(かき)博覧会の会場に充てられる中山足球場(中山サッカー場)を来年4月の博覧会終了後に閉鎖し、経済部が計画する「台湾精品展示館」として再開発する方針を固めた。中山サッカー場は老朽化が進んでいるが、長年台湾でサッカーの中心地として親しまれてきただけに、反対の声も上がっている。1日付中国時報が伝えた。
 
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「台湾サッカーの聖地」とも呼ばれる中山足球場の閉鎖計画に31日、サッカー界の代表的人物らが集結して抗議の声を上げた(31日=中央社) 

 中山サッカー場は1989年に完成し、現在は博覧会会場に模様替えされている。

 郝龍斌台北市長は、中山サッカー場以外に、陸上競技場の台北田径場(敦化北路)も国際サッカー連盟(FIFA)の認証を獲得しており、今後のサッカー競技開催に問題はないと説明している。しかし、台北田径場はあくまで陸上トラック主体の施設であり、中山サッカー場が廃止されれば、台北市内に国際規格のサッカー専用グラウンドはなくなる。このため、関係者からは「サッカー軽視」との不満が聞かれる。

 中華民国サッカー協会の盧崑山理事長は「台湾サッカーが弱いのは、プロ化できていないことのほか、世界標準の専用サッカー場がないことが原因だ」と不満を漏らした。