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中科3期の環境影響評価、条件付きで審査通過


ニュース その他分野 作成日:2010年9月1日_記事番号:T00025004

中科3期の環境影響評価、条件付きで審査通過

 
 行政院環境保護署(環保署)は31日、難航していた中部科学工業園区(中科)第3期発展区の后里園区七星基地(台中県后里郷)を対象とする環境影響評価委員会大会を開き、多くの条件を付した上で、審査通過を決定した。これを受け、裁判所による開発停止の仮処分で止まっていた工事は近く再開される。1日付聯合報などが伝えた。

 行政院国家科学委員会(国科会)の周景揚副主任委員は、審査通過を受け、開発許可を新たに発給し、1週間以内に工事を再開させる方針を示した。

 審査通過に当たっては、▽毎日の用水量を6万3,000トン以下とし、用水回収率を85%以上とする▽揮発性有機化合物(VOC)の大気への排出量を年間500トン以下に抑える▽審査結果公告から1年以内に流行病学調査を行い、その後も5年ごとに同調査を実施する▽40歳以上の周辺住民の健康保険自己負担分を補助する──などの条件が付された。

 台風接近で大雨が降る中、環保署前では、地元住民ら数十人が抗議活動を続けた。