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小麦価格が年初来高値、小麦粉値上がり確実


ニュース 食品 作成日:2010年9月1日_記事番号:T00025008

小麦価格が年初来高値、小麦粉値上がり確実

 
 世界的な穀物相場上昇を受け、台湾の輸入小麦落札価格は、31日落札分(第16船、2カ月後渡し)が1トン405.98米ドルを付け、先週の前回入札価格を21米ドル上回り、年初来高値を更新した。1日付工商時報が伝えた。

 輸入小麦落札価格は年初の約310米ドルから6月には一時273米まで下落したが、その後は上昇が止まらず、ついに400米ドルの大台を超えた。

 これを受け、小麦粉は再値上げが避けられない状況だ。小麦粉価格は8月に10%前後値上げされているが、これは輸入小麦に対する営業税(5%)の免除措置と関税の半額減免措置の期限切れを受け、輸入コストが少なくとも8.25%上昇したためだ。業界関係者は今後さらに10%以上の値上がりを見込んでいる。

 このほか、トウモロコシ相場が1キログラム当たり8.8台湾元(約23円)まで上昇するなど、値上がりは主要穀物に波及しており、飼料の値上がりも避けられない見通しだ。