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VIA中間決算は赤字拡大、インテル和解で業績改善も


ニュース 電子 作成日:2010年9月1日_記事番号:T00025023

VIA中間決算は赤字拡大、インテル和解で業績改善も

 
 威盛電子(VIAテクノロジーズ)が31日発表した2010年6月中間決算は、最終損益が14億4,200万台湾元(約38億円)の赤字となり、赤字幅は前年同期の7億8,600万元の2倍近くに膨らんだ。ただ、米連邦取引委員会(FTC)がMPU(超小型演算処理装置)の市場独占をめぐる訴訟で米インテルと和解したことを受け、市場関係者は同社の業績改善を見込んでいる。1日付電子時報が伝えた。

 インテルは和解を受け、米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やエヌビディアとの知的財産権合意を見直すとみられ、チップセット市場の競争が促進されれば、VIAには追い風となる。

 VIAは台湾積体電路製造(TSMC)の40ナノメートル製造プロセスを採用し、年内にもデュアルコアプロセッサーの生産に参入する。これにより、生産コストは一層の低下が見込まれ、来年にかけては収支均衡、黒字転換が当面の目標となる。