ニュース 金融 作成日:2010年9月2日_記事番号:T00025036
香港の投資会社プリマス・フィナンシャル・ホールディングスは1日、米保険大手AIGの台湾生保子会社、南山人寿保険の買収計画が経済部投資審議委員会(投審会)に却下されたことに反発し、報道資料の形で公開質問状を出した。2日付工商時報が伝えた。
中策集団(チャイナ・ストラテジック)の柯清輝・行政総裁(左)も1日、南山人寿買収案を金管会が却下したことに「極度に失望した」「不可解」などと強い不満の意を示した(1日=中央社)
プリマスは行政院金融監督管理委員会(金管会)に投資能力と長期経営方針を疑問視されたことに強い不満を抱いている。同社は審査結果について、「台湾の監督機関の投資審査は公平性を欠き、世界貿易機関(WTO)加盟時に約束した内国民待遇と透明化の原則にも違反している」と不満を表明した。
プリマスは、▽リスクベース自己資本比率が275%以上(法定基準は200%)に達していても、なぜ増資が必要なのか▽増資実施に際し、他の保険会社の大株主に3億2,500万米ドルもの増資引き受け資金の準備を事前に求めたことはあるか▽台湾銀行を信託受託者に指定するための交渉を進めた事実を金管会保険局がなぜ把握していなかったのか▽7年間にわたり株式を転売しないと確約しても、金管会が長期経営に対する姿勢を評価しないのはなぜか──の4項目について、金管会に回答を求めた。
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