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作成日：2010年9月2日_記事番号：T00025037
永豊金控が中国金融機関と提携へ、金融持ち株会社で初めて
永豊金融控股は１日、中国の資産管理会社、中国華融資産管理と戦略提携協議を締結することを董事会で決議した。実現すれば、台湾の金融持ち株会社が、傘下の企業を通さず直接中国の金融機関と戦略提携を結ぶ初めてのケースとなる。２社は共同での専門職の研修コース設置や、双方の金融市場についての情報交換を行うため、合同プロジェクトチームを立ち上げ、目標や計画を制定する予定だ。２日付工商時報が伝えた。
中国華融資産管理は1999年に北京で設立され、資本金は100億人民元（約1,230億円）。傘下に▽先物取引▽資産運用▽証券▽投資信託▽不動産──などを主要業務とする子会社を置き、台湾の金融持ち株会社に近い業務形態を取っている。同社は永豊金控との提携でさらに金融持ち株会社としての経営モデルを固めたいとしている。
永豊金控は、華融との交流を通じて、中国の金融周辺業務への理解を深める方針だ。業務上でも緊密な連携を取りながら、双方に実り多いものにしたいと表明した。
