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中国政府系CIC、中信金などに間接出資


ニュース 金融 作成日:2010年9月2日_記事番号:T00025038

中国政府系CIC、中信金などに間接出資

 
 米連邦準備制度理事会(FRB)は8月31日、中国政府系の投資会社、中国投資(CIC)が米モルガン・スタンレーの議決権付き株式を最大10%取得することを承認した。これを受け、CICはモルガン・スタンレーが出資する台湾の中国信託金融控股(中信金)、玉山金融控股(玉山金)に間接出資することになる。間接ではあるが、中国資本が台湾の金融機関に出資するのは初めてのケースとなる。2日付経済日報が伝えた。

 モルガン・スタンレーは現在、中信金に4.05%、玉山金に2.62%を出資している。CICが株式10%を取得した場合、中信金に0.4%、玉山金に0.2%をそれぞれ間接出資することになる。

 CICは中国が豊富な外貨準備を効果的に運用するため、2007年に設立した政府系投資ファンドで、資本規模は2,000億米ドルに達する。CICは07年にモルガン・スタンレーに50億米ドルを投資すると同時に、今年8月にモルガン・スタンレーの特別株を普通株に転換することで合意していた。