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フィリピン、台湾とのFTA締結意向表明


ニュース その他分野 作成日:2010年9月3日_記事番号:T00025061

フィリピン、台湾とのFTA締結意向表明

 
 フィリピンのアドリアン・クリストバル貿易産業次官は2日、台湾と1年以内に自由貿易協定(FTA)を締結に向けた交渉を開始したいとの意向を表明した。台湾政府は先月、シンガポールとの間でFTAに相当する協定の締結に向けて準備を進めることを発表しているが、フィリピンがアジアで2カ国目の締結相手となる可能性が出てきた。3日付中国時報が報じた。

 クリストバル次官は「米国、欧州連合(EU)、台湾、ベトナム、インド、中国とのFTA締結の可能性を検討している」と発言した上で、台湾については「海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)によってもたらされる利益を共有でき、中国への進出を検討していた台湾企業をフィリピンに誘致できる」とFTA締結のメリットを挙げた。そして、「1年以内に交渉を開始したい」と積極的な姿勢を見せた。

 クリストバル次官の発言について梁国新経済部次長は、「台湾とFTAを締結していないあらゆる国が締結の候補であり、実務的な評価を行っていく」と語った。