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永信薬品が日本市場進出へ、日系製薬大手と合弁交渉


ニュース 医薬 作成日:2010年9月3日_記事番号:T00025065

永信薬品が日本市場進出へ、日系製薬大手と合弁交渉

 
 製薬大手、永信薬品工業の李芳全董事長は2日、日本の大手製薬会社と合弁で販売会社を設立する方向で協議を進めていることを明らかにした。新会社の経営は永信が主導し、同社製品を日本市場向けに販売する方針だ。李董事長はさらに、日本の製薬会社を買収した上で日本で生産することも視野に入れていると語った。3日付経済日報が伝えた。

 李董事長は、世界2位となる約700億米ドル規模の日本薬品市場は、従来は参入ハードルが高かったものの、最近は環境が変化し、多くの小規模メーカーが海外企業との提携に意欲をみせていると指摘。その上で、今回の提携が実現すれば日本でのジェネリック医薬品(後発医薬品)市場開拓や、共同での中国市場進出も可能との考えを示した。

 同社はまた、米国の子会社がカリフォルニア州の公立病院への供給契約をまとめたことを明らかにした。現在、米国で大手ドラッグストアのウォルグリーンとCVSファーマシーの2社と供給契約を結び、10種類以上のジェネリック医薬品を全米で販売している同社は、さらに米市場での影響力拡大が見込めると李董事長は述べた。