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二林精密機械園区の開発遅延、企業に不満


ニュース 機械 作成日:2010年9月3日_記事番号:T00025073

二林精密機械園区の開発遅延、企業に不満

 
 100社以上が進出意向を示している彰化県の二林精密機械園区(面積350ヘクタール)は、環境問題などで開発が大幅に遅延しており、企業は不満を募らせている。このため、業界団体の台湾区機器工業同業公会(TAMI)はこのほど理事監事会を開き、彰化県政府に対し、年内に用地を引き渡すよう求める決議を採択した。3日付工商時報が伝えた。

 同園区の開発は3年前から遅々として進んでいない。中部にある多くの機械メーカーは、需要増に対応するため新工場の開設を急いでおり、開発の遅れにしびれを切らしているのが現状だ。

 TAMIの徐秀滄理事長は「予定地は精密機械、部品産業が集中している台中地区に近い上、地価も安く、早くから多くの機械メーカーが工場拡張時の進出先として優先的に検討してきた。しかし、環境影響評価手続きや法令上の規定により、計画は進展がないままだ」と指摘した。

 TAMIはまた、彰化県政府に用地価格を当初確約した1坪当たり1万5,000台湾元(約3万9,000円)以内に抑えることも求めた。