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台プラ第6ナフサ火災補償、周辺住民と基本合意


ニュース 石油・化学 作成日:2010年9月3日_記事番号:T00025074

台プラ第6ナフサ火災補償、周辺住民と基本合意

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は2日、同社の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)で起きた火災事故による環境被害をめぐり、周辺の麦寮郷、台西郷の住民と農漁業被害補償や補助金の支払いに関する交渉を行い、基本合意に達した。3日付聯合報が伝えた。
  
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台プラと交わした保証金に関する覚書を手にする麦寮郷の住民代表(2日=中央社)
 
 合意によると、台プラは両郷の農漁業損失に5億台湾元(約13億円)の補償を行うほか、麦寮郷の住民に対しては、電気料金、健康保険料の補助金として、住民1人当たり毎年7,200元、総額2億5,200万元を支給する。

 麦寮郷住民との40日間近く続いた交渉は一段落したが、台西、四湖、崙背、口湖、東勢、褒忠の各郷も補助金を要求する姿勢を示しており、住民による抗争は長期化する可能性が出てきた。

 交渉担当者は、麦寮郷以外からの要求について、「本社の立場を見なければならず、発言は控えたい」と述べるにとどまった。