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モセル湖口工場、来年1月に生産開始へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年9月6日_記事番号:T00025099

モセル湖口工場、来年1月に生産開始へ【表】

 
 台湾茂矽電子(モセル・バイテリック)が新竹県湖口鎮に建設している太陽電池新工場(年産100メガワット)は、建物が今年11月に完成し、生産設備の設置後、来年1月にも試験生産を開始する見通しだ。来年第1四半期末には量産開始を見込む。4日付蘋果日報が伝えた。 
 
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 モセルは先ごろ、10億7,500万台湾元(約28億4,000万円)の増資を行い、新工場の建設を急いできた。新工場の生産能力は量産後に月8メガワット(MW)に達する見込みで、既存工場との合計では同12.5MWとなる。

 市場関係者によると、モセルは新工場での受注を既に確保しており、現在の太陽電池相場(1ワット1.4米ドル)で計算すると、太陽電池事業の売上高は単月で現在の2億元から約5億5,800万元に拡大する見通しだ。これに太陽電池ウエハーの受託生産分を加えると、同社の単月売上高は現在の約4億5,000万元から7億5,800万元程度へと約68%の伸びが見込まれるという。

 湖口新工場の建設は、建設会社との訴訟や先ごろまでの太陽電池市場の供給過剰を受け、スケジュールがやや遅れていた。同工場ではさらに年産100MWの生産ラインを1本増設する構想もあるが、周崇勲副総経理は「来年後半に状況を見て、建設の是非やスケジュールを決定したい。まだ結論は出ていない」と述べた。