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ノートPC産業、12月に再度在庫調整も


ニュース 電子 作成日:2010年9月6日_記事番号:T00025106

ノートPC産業、12月に再度在庫調整も

 
 ノートパソコン部品業者によると、同業界では7~8月に在庫調整が行われたため、現在末端市場で在庫水準が上昇する気配はなく、今後大きな問題が起きなければ年内に発注削減が行われることはない見通しだ。しかし、例年9月には年末までの受注見通しが大枠で確定するが、今年は12月の予測が全く立っておらず、10月の中国・国慶節(建国記念日)連休や欧米の感謝祭、クリスマスシーズンでのノートPC販売状況によっては12月に再度在庫調整が行われる恐れがあるという。6日付電子時報が報じた。

 一方、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)のノートPC受託生産大手2社は、ともに第3四半期の出荷予測を下方修正したが、通年目標は変更しておらず、第4四半期は前期比10%増を見込んでいるとみられる。

 部品業者も、最近組み立て業者からの受注は弱まっているが、基本的に旧機種用の部品の出荷が延期されているというもので、新機種用は依然正常な出荷を維持しており、2008年の金融危機直前の状況とは全く異なるため、希望はあると語った。