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南亜科・イノテラ、8月は増収維持


ニュース 電子 作成日:2010年9月6日_記事番号:T00025112

南亜科・イノテラ、8月は増収維持

 
 DRAM大手、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が3日発表した8月売上高は、南亜科技が前月比3.2%増、前年同月比43.9%増の52億5,900万台湾元(約139億円)、イノテラが前月比1.4%増、前年同月比0.8%増の32億500万元だった。DRAM価格が下落する中、2社ともに先進製造プロセスへの移行が順調で、増収を維持した。4日付経済日報が伝えた。

 南亜科技は8月の増収について、欧州市場の需要が回復してきたことに加え、新学期シーズンと企業の買い替え時期が重なったことによる需要増加も寄与したと指摘。下半期の見通しにも楽観的だ。

 イノテラは、第4四半期には生産能力13万枚すべてが、50ナノメートル製造プロセスへの移行を完了する。第3四半期には3四半期連続で下落したビット成長率(出荷メモリーの総容量の伸び率)がプラスに転じる見通しだ。

 なお2社が導入を急ぐ42ナノ製造プロセスは、南亜科技は第4四半期から少量生産を開始、イノテラは来年中の量産開始を目指している。