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台北市長選で国民党顧問、「敗北なら総統選の勝利困難に」


ニュース 政治 作成日:2010年9月7日_記事番号:T00025120

台北市長選で国民党顧問、「敗北なら総統選の勝利困難に」

 
 国民党の秘書長特別顧問を務め、野党攻撃で知られる政治評論家の趙少康氏は6日、与党が不利な戦いを強いられている11月の直轄市長選と2012年の総統選の関連について、「もし台北市を失えば、国民党は総統選までの1年余りの時間で逆転できるとは思わない」と述べ、強い危機感を示した。7日付中国時報が伝えた。

 趙氏はまた、「与党支持者が台北市での敗北の痛みから馬英九総統を支持するとも思えない」と述べ、台北市長選の結果次第では、国民党の党勢回復は極めて困難になるとの認識を示唆した。

 その上で、現在の馬英九政権については、「閣僚のコミュニケーション能力が劣っており、政策説明が明確でない上、各官庁の意見も食い違っている」とし、直轄市長選までに大規模な内閣改造を行うべきだ馬総統に提言した。

 郝龍斌台北市長の選挙情勢については、台北国際花卉(かき)博覧会(花博)をめぐるスキャンダルは一段落したとの認識を示し、「残り80日に不断の努力を傾けることが最後の鍵だ」と声援を送った。