行政院主計処の６日発表によると、８月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、前月比0.02％上昇（季節要因調整後は0.08％下落）、前年同月比0.46％下落の105.67ポイント（2006年を基準値＝100とする）となり、今年初めて前年比でマイナス成長となった。７日付工商時報が伝えた。
主計処は前年比でマイナス成長となった理由について、比較対象となる昨年８月は、台風８号（アジア名・モーラコット）による農作物被害で、野菜・果物が大幅に値上がりし基準数値が高かったためと指摘した。野菜・果物およびエネルギーを除いたコア物価指数は0.40％の上昇となった。
なお、８月の卸売物価指数（ＷＰＩ）は前月比0.42％上昇（季節要因調整後は0.52％下落）、前年同月比3.37％上昇の108.23ポイントだった。
