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台北駅前の慶豊銀本店、60階高層ビルに再開発計画【表】


ニュース 建設 作成日:2010年9月7日_記事番号:T00025129

台北駅前の慶豊銀本店、60階高層ビルに再開発計画【表】

 
 台湾人寿保険の朱炳昱董事長は、先月坪単価833万台湾元(約2,200万円)で落札した台北駅前の旧慶豊銀行本店ビル(台北市中正区南陽街)の再開発について、隣接する台北凱撒大飯店(シーザー・パーク・タイペイ)やYMCAの地権者と、60階建て以上の高層ビルの建設することで協議を進めていることを明らかにした。7日付経済日報が伝えた。

 同計画が実現すれば、新光人寿保険の新光三越台北駅前店が入る「新光摩天大楼(51階建て、高さ約244メートル)」を高さで上回り、台北駅前の新たなランドマークとなりそうだ。ただ、まだ詳細は決まっておらず40~50階建てにとどまる可能性もあるとしている。

 朱董事長によると、5~7年内の完成を予定する再開発構想は、凱撒大飯店からの提案で、今後YMCAの同意を得る必要がある。

 なお4種商業区に当たる旧慶豊銀行本店ビルは容積率800%が認められ、さらに台北市の容積率上限を2倍とする優遇策を適用すれば、土地1坪当たり建坪16坪としての利用が可能となる。これにより、1坪当たりの土地取得コストは60万元に抑えられるが、諸経費を加えた開発コストは100万元強となる見通しだ。
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