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ポリシリコンの中国GCL、太陽電池台湾大手と合弁交渉か


ニュース その他製造 作成日:2010年9月7日_記事番号:T00025132

ポリシリコンの中国GCL、太陽電池台湾大手と合弁交渉か

 
 7日付電子時報が市場の観測を基に報じたところによると、台湾の大手太陽電池メーカー数社が、太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)メーカー中国最大手の保利協鑫能源(GCLポリー・エナジー)と水面下で提携に向けた交渉を行っているようだ。

 交渉では、ポリシリコン供給契約のほか、戦略提携、さらに合弁でシリコンウエハースライス工場を設置することも協議されているもようだ。台湾メーカーは、提携によって材料供給源を確保し、早急に垂直統合を実現したい考えとされ、実現すれば台湾の太陽電池産業のサプライチェーンに一定の変化が起きることになる。

 ある台湾の太陽電池メーカーによると、双方は台湾にスライス工場を設置する可能性が高く、これにより台湾メーカーは垂直統合を達成し、スライス工場の主導権も握りたい考えだという。

 GCLは太陽電池工場の近くにスライス工場を設置し、顧客に必要なときに必要な量だけ供給する「ジャストインタイム生産システム」を推進しており、台湾メーカーの興味を引いている。

 電子時報は、現在川上のウエハーに参入済みまたは参入意欲を持つ台湾の太陽電池メーカーとして、茂迪(モーテック・インダストリーズ)、新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)を挙げた。