経済誌の天下雑誌がこのほど発表した、25県市長に対する満足度調査によると、先ごろ民進党を離党し、11月の高雄市長選挙への立候補を決めた楊秋興・高雄県長が、満足度1位(「満足」の回答が80.29%)に輝いたほか、▽2位、林聡賢・宜蘭県長(75.20%)▽3位、陳菊・高雄市長(72.12%)▽4位、曹啓鴻・屏東県長(71.15%)▽5位、許添財・台南市長(70.83%)▽6位、張花冠・嘉義県長(68.38%)──と、上位6位を民進党系の首長が独占した。なお、楊高雄県長を含む民進党系の首長は現在8人。8日付自由時報が報じた。
満足度1位となった楊秋興・高雄県長は「人生の最も困難な時期に最大の励ましとなる」と感激を示した(7日=中央社)
同調査は7月14日~8月8日に無作為に抽出した電話番号による電話アンケート方式で実施され、1万3,444人から回答を得た。
一方国民党所属の首長は、下位12位を独占した。昨年は同党所属の林政則・新竹市長(当時)が1位だったが、許明財市長に交代した今年は20位まで一気にランクを下げた。このほか6月に警察と暴力団の癒着が明るみに出た台中市の胡志強市長も昨年の5位から18位に急落。最近台北国際花卉(かき)博覧会(花博)に絡んだスキャンダルに見舞われている郝龍斌・台北市長は21位、周錫瑋・台北県長も昨年の24位に続き今年は25位の最下位と、主要都市で不人気が目立った。