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LED液晶テレビ材料のMMA、相場高騰【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年9月8日_記事番号:T00025156

LED液晶テレビ材料のMMA、相場高騰【表】

 
 発光ダイオード(LED)液晶の重要材料となるメタクリル酸メチル(MMA)の価格が急騰し、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や中国石油化学工業開発(CPDC)が活況に沸いている。8日付経済日報が伝えた。
 
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 液晶テレビの需要が拡大する中、MMA専門メーカーの英ルーサイト・インターナショナルのプラントが点検修理に入り、MMA相場は1年9カ月ぶりの高値となる1トン当たり2,400米ドルまで高騰した。

 奇美実業(チーメイ)は今後の需要増を見越し、中台双方でポリメタクリル酸メチル樹脂 (PMMA)の増産を進めている。来年末か2011年初めには、中台双方での年産能力が計43万トンに達し、世界最大手となる見通しだ。

 PMMAはMMAを原材料とし、液晶テレビ用バックライトの原料となるほか、自動車、コンピューターなどに広く応用されている。PMMAは高い生産技術を必要とするため生産メーカーが少なく、奇美実業幹部は「今後3~4年は新規参入がないのではないか」と話した。