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作成日:2010年9月8日_記事番号:T00025161
マルチメディア対応STB、来年のスター製品に=TRI
来年の市場成長が最も見込める「スター製品」として、シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)はこのほど、▽マルチメディアコンテンツ対応のセットトップボックス(STB)▽タブレット型パソコン▽3D(3次元)映像対応テレビ──の3製品を挙げた。8日付工商時報が伝えた。
セットトップボックスは、インターネット上のコンテンツなどさまざまなメディアの再生に対応した米アップルの「Apple TV」が、ストリーミング配信による再生機能「AirPlay」を搭載したことで、他社を大きくリードしたと指摘した。
タブレットPCは、アップル「iPad」人気を受け、ブランド各社による新製品投入が相次いでいる。8日閉幕のベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA)をはじめ、来年1月の米コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)など、国際見本市の焦点となる見込みだ。
3Dテレビは、出荷規模が今年の360万台から、2014年には8,300万台へ拡大し、年平均成長率は119%に達するとの予測を示した。今後、ゲームやケーブルテレビチャンネルなどの有料コンテンツ業者と協力し、ソフト面を強化することがメーカーにとって必須だとも指摘した。