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桃園空港MRTの林口駅周辺用地、入札を12月に延期


ニュース 建設 作成日:2010年9月9日_記事番号:T00025189

桃園空港MRTの林口駅周辺用地、入札を12月に延期

 
 内政部地政司と営建署は9日、現在建設中の、台北駅~桃園国際空港~桃園県中レキ(つちへんに歴)市を結ぶ都市交通システム(MRT)「台湾桃園国際機場聯外捷運系統」のA7駅(台北県林口郷)周辺開発計画の土地入札について、11月の直轄市長選挙終了後の12月に延期すると表明した。用地買収手続きで地権者との争議が拡大すれば、選挙情勢に影響を及ぼしかねないとの判断によるものだ。9日付工商時報が伝えた。

 A7駅周辺エリアでは、産業専区(164ヘクタール)と住宅用地(7.8ヘクタール)を開発(第1期)する計画で、当初は8月中旬~下旬にかけ用地売却の入札公告を行う予定だったが、手続きの遅延から9月末以降に延期された。

 しかし、8月に地元地権者が、手続きが不透明だとして自助組織を結成、民進党の立法委員らとともに「政府は地元と十分な話し合いを持たないまま、土地を強制的に徴収しようとしている」と批判する記者会見を開いた。

 これを受け、林中森・行政院秘書長が内政部に対し、地権者と十分な意思疎通を図るため、入札時期を延期するよう指示したもようだ。