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2軒目以降の住宅ローン、融資上限65%に


ニュース 金融 作成日:2010年9月10日_記事番号:T00025204

2軒目以降の住宅ローン、融資上限65%に

 
 中央銀行の住宅ローン引き締め策を受け、政府系銀行の台湾銀行、台湾土地銀行、合作金庫商業銀行は9日、台北市とその周辺で2軒目以降の住宅取得に対するローンの融資上限を物件価格の65%までとし、金利も最低年2%に設定した。現在の住宅ローン金利が年1.5%、融資上限が80%なのに比べ、条件を厳しく設定し、住宅投機を抑制するのが狙いだ。10日付蘋果日報が伝えた。

 中銀は市中銀行に文書で正式にローン引き締めを求めたわけではないが、先ごろ、住宅ローン金利が2%を下回るのは市場の発展にとって好ましくないとの認識を伝えていた。また、中銀は住宅ローン審査強化について、今月中旬までに各行に取り組みの説明を求めていた。

 台銀は当初、台北市周辺で2軒目の住宅に対するローンの金利を最初の6カ月は年1.7%以上とし、融資上限も70%までとしていたが、9日からは金利の段階的引き上げ方式を廃止し、金利を一律2%以上に引き上げた。残る2行もほぼ同様の対応を取った。