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台北101ビル、開業以来初の半期黒字に【図】


ニュース 建設 作成日:2010年9月10日_記事番号:T00025211

台北101ビル、開業以来初の半期黒字に【図】

 
 台北金融大楼(台北101ビル)は、今年上半期の利益が1億2,300万台湾元(約3億2,500万円)となり、2005年の開業以来初めて半期黒字を達成した。オフィス賃貸業務は依然赤字であるものの、中国人観光客の増加により展望台と台北101購物中心の売り上げが増え、利益計上に結びついた。今年通年の利益は3億5,000万元を見込む。10日付聯合報が伝えた。
 
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 台北101の劉家豪広報担当は、「黒字転換は来年の見通しだったが、中国人観光客の増加で前倒しで実現できた」と指摘。展望台の参観客は8月、単月過去最高の延べ16万人に達し、5割を中国人客が占めた。現在、月平均売上高は3億元となっている。

 台北101購物中心の上半期売上高は40億元。中国人客の利用額は帳簿上は1割だが、ルイ・ヴィトンやディオールなどの、101購物中心が領収証を発行しない高級品を含めると、2割を超えるとみられる。購物中心は今年、売上高85億元、利益9億元を目指している。

 なお購物中心は、来年の中国人の自由旅行解禁に向けて4億元を投資し、4~5階をルイ・ヴィトン、プラダなど高級ブランド5店舗に特化したフロアに改装する。フランス料理などの高級レストランも誘致し、中国人客の消費を促す考えだ。