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抗体医薬のアブノバ、日本・NIESとの共同研究に成果


ニュース 医薬 作成日:2010年9月10日_記事番号:T00025212

抗体医薬のアブノバ、日本・NIESとの共同研究に成果

 
 抗体医薬品や組み換えタンパク質や抗体を扱う亜諾法生技(アブノバ)の黄韋伯総経理は、日本の国立環境研究所(NIES)との共同研究で、卵巣がんの治療に有用なバイオマーカー「CHT」を同社の抗体データバンクから発見したことを明らかにした。2年以内に体外診断用試薬として製品化し、年間5億米ドル規模の卵巣がん治療薬市場で商機を狙う方針だ。10日付経済日報が伝えた。

 黄総経理によると、現在卵巣がんの治療に主に用いられる抗がん剤「カルボプラチン」に対し、患者の7~8割で薬剤耐性が起き薬が効かなくなるが、「CHT」を使うと、この薬剤耐性を早期に発見することができるという。また、術後の患者が使用することで、再発の確率を予測することも可能となる見込みだ。