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ペガトロンが機密漏えいで社員提訴、ASUSとの経営分離徹底で


ニュース 電子 作成日:2010年9月10日_記事番号:T00025222

ペガトロンが機密漏えいで社員提訴、ASUSとの経営分離徹底で

 
 華碩電脳(ASUS)が傘下の受託生産部門を和碩聯合科技(ペガトロン)として経営分離(スピンオフ)した後、ペガトロンの元社員がASUSの社員に営業機密を漏えいしていたことが明らかになり、ペガトロンは9日までに、問題の元社員を提訴した。10日付工商時報が伝えた。

 問題の社員は、電子メールなどで研究開発(R&D)部門の幹部リスト、品質検査などに関する情報を顧客であるASUS側に漏らしていた。同社員は既に懲戒処分を受け、離職している。ペガトロンは情報の漏えい先のASUS社員にも内容証明郵便を送り、提訴権を留保すると通告した。

 両社の本社は近く、経営分離後も社員の個人的交流は避けられないのが現状だ。今回の提訴は経営分離後のモラル徹底を社員に周知する狙いもあるとみられる。

 ペガトロンの童子賢董事長は社内文書で、機密保持や受託生産メーカーとしての職業道徳確立を強く求めた。