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凌巨のタッチパネル、11〜12月に量産開始【表】


ニュース 電子 作成日:2010年9月10日_記事番号:T00025225

凌巨のタッチパネル、11〜12月に量産開始【表】

 
 タッチパネル事業の展開拡大を進める中小型液晶パネルメーカー、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)が苗栗県・頭份工場に新設した投影型静電容量方式タッチパネル生産ラインは、11~12月に本格的な量産を開始する。初期段階ではまず月産能力100万枚規模で、来年中には200万枚まで拡大する計画だ。10日付工商時報が伝えた。
 
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 凌巨の携帯電話向け中小型パネル顧客は、韓国系メーカーが既に売上比で2~3割を占めているが、韓国系メーカーへのタッチパネル出荷は認証取得に一定期間を要するため、来年第2四半期から始まる見込みだ。

 同社はまた、タブレット型パソコンの商機を狙い、ノートPCメーカーと共同でガラス基板を使った中型の静電容量方式タッチパネルの開発にも取り組んでいる。来年第1四半期末~第2四半期にかけての出荷開始を目指す。

 同社8月の連結売上高は前月比9.7%増、前年同月比3.83%減の12億5,800万台湾元(約33億円)だった。TFT(薄膜トランジスタ)パネルのハイシーズンを過ぎたことなどで2,200万元の赤字となった。第3四半期の通期売上高は前期と同水準の32億8,000万元程度と予想される。