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台湾のソブリン格付け据え置き、フィッチが示唆


ニュース 金融 作成日:2007年9月7日_記事番号:T00002523

台湾のソブリン格付け据え置き、フィッチが示唆


 信用格付け会社フィッチ・レーティングスのアジア地区ソブリン格付け担当主管、ジェームズ・マコーマック氏は6日、台湾の政府負債比率は徐々に上昇しており、既に格付け「A」の評価を受けている国々の中間値を超えたなどと指摘する一方で、「台湾は豊富な外貨準備高があり、対外債務が無い点を評価し、ソブリン格付けの下支え材料になる」と述べ、12月にも発表する台湾のソブリン格付けが据え置かれる可能性を示唆した。7日付経済日報が伝えた。
 
 マコーマック氏は、同社主催の金融展望シンポジウムに参加し、10月に再度台湾を訪れ、政府高官らと面談したり、台湾の政治経済状況を判断した上で、ソブリン格付けを決定する考えを示した。同社のほか、スタンダード&プアーズ(S&P)も11月末か12月にソブリン格付けを発表する予定だ。
 
 フィッチは現在、台湾のソブリン格付け見通しを「安定的」としており、突発事態がなければ、現在の格付け「A+」が下方修正される可能性は少ないとみられる。
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