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作成日:2010年9月13日_記事番号:T00025235
彭淮南・中銀総裁、6年連続で「A」ランク評価
米国の金融専門誌「グローバル・ファイナンス」が発表した世界の中央銀行総裁に対する評価ランクで、台湾中央銀行の彭淮南総裁が6年連続で最高の「A」判定となった。6年連続での「A」判定は、同誌が1994年に評価を開始して以来初めて。彭総裁のAランク入りは2000年を加えて計7度目となる。11日付工商時報が伝えた。
同誌は毎年、世界主要30カ国・地域の中央銀行総裁の評価を行っている。評価項目は、▽インフレ対策▽経済成長の目標達成への協力▽為替の安定▽金利政策の管理──などで、最低評価ランクは「F」(不適任)となる。
今年A判定となったのは、彭総裁のほか、▽欧州中央銀行(ECB)、トリシェ総裁▽オーストラリア準備銀行(RBA)、スティーブンス総裁▽イスラエル中央銀行、フィッシャー総裁▽マレーシア中央銀行、ゼティ総裁▽韓国銀行、李成太(イ・ソンテ)元総裁(今年3月31日退任)▽トルコ中央銀行、ユルマズ総裁──の7人。昨年の「B」判定から評価を上げたトルコ中央銀行総裁以外は、すべて昨年に続いてのA判定となった。
一方、ハンガリー、インド、日本は昨年からランクが下落。日本銀行の白川方明総裁の評価は「B-」から「C」に格下げになった。