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東元の風力発電機、1基目を中国へ出荷


ニュース その他製造 作成日:2010年9月13日_記事番号:T00025244

東元の風力発電機、1基目を中国へ出荷

 
 東元電機(TECO)はこのほど、自社製で第1基目となる風力発電機を、台北港から中国・内モンゴル自治区に向け出荷した。劉兆凱同社董事長は、台湾のほか中国や米国、オーストラリアなどからの発注や発注意向は既に96基に達し、うち受注が確定した25基を今後相次いで出荷すると語った。また、技術やノウハウの蓄積に伴い、出荷スピードをさらに加速させる方針だ。13日付工商時報が伝えた。

 東元の風力発電事業は、桃園県中レキ(レキはつちへんに歴)のほか、米テキサス州、中国の江蘇省無錫、福建省漳州の4カ所に生産拠点を置くが、今後は風力発電の設置場所付近に組み立て工場を設置し、部品供給から発電システムの設計、補修までを網羅したサービスを顧客に提供したいとしている。

 劉董事長によると、中国の風力発電機は現在、出力850KW(キロワット)が主流となっており、同社の2メガワット(MW)クラスの製品は高い競争力が見込める。なお同社は、洋上風力発電の分野で世界一を狙う考えだ。