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自動車業界の民間投資、ECFA効果で3割増も


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年9月13日_記事番号:T00025246

自動車業界の民間投資、ECFA効果で3割増も

 
 海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)によるアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)効果で、自動車業界では、台湾での投資計画が相次いでおり、経済部は10日、同業界の今年の民間投資額は前年比で30%の伸びが見込まれるとの予測を示した。11日付聯合報が伝えた。

 自動車業界では、フォルクスワーゲンの台湾への生産委託計画が11月にも具体化するとみられ、その後は対中輸出を見据え、投資規模の拡大が予想される。また、自動車部品最大手の東陽集団は、台湾に20億台湾元(約53億円)を投資し、生産拠点を設置する計画だ。

 経済部工業局は、今年の自動車業界の生産額が3,062億元に達し、前年の2,880億元を6.3%上回ると予想している。

 経済部関係者は「急激な円高で、日系の自動車メーカーが受注分の一部を台湾に生産委託しており、台湾での投資拡大、生産拡充を実施している。トヨタが国瑞汽車への生産委託に加え、台湾で10億元の追加投資を行うのが一例だ」と述べた。