台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が10日発表した８月連結売上高は、前月比0.5％増、前年同月比25.4％増の373億9,000万台湾元（約990億円）となり、５カ月連続で過去最高を更新した。１～８月の連結売上高は、前年同期比55.5％増の2,717億元だった。証券会社は８月が今年のピークで、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）などの同社顧客の発注が弱まり、９月から生産量が減少に転じるとの予測を示した。11日付経済日報が伝えた。
証券会社の予測によると、第３四半期売上高は同社目標の1,090億～1,110億元（前期比3.85～5.75％増）を達成し、過去最高となる可能性がある。ただ、パソコン需要の弱まりから、同社と聯華電子（ＵＭＣ）の第４四半期の設備稼働率は100％に達せず、来年は80～85％となる可能性もあるとの見方が出ている。
