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海運市場に異変、台湾〜上海線で運賃ゼロ【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年9月14日_記事番号:T00025268

海運市場に異変、台湾〜上海線で運賃ゼロ【表】

 
 中台間の海運市場で輸送力が過剰状態に陥り、台湾~上海間の運賃は第2四半期の1TEU(20フィート標準コンテナ換算)当たり約100米ドルからゼロまで暴落する事態となっている。14日付工商時報が伝えた。
 
  一部海運会社は、運賃に上乗せされる緊急燃料割増料金(EBS)やターミナル・ハンドリング・チャージ(THC)も20~50%割り引くケースまで出てきており、海運各社の収益を圧迫するのは確実だ。

 業界関係者によると、運賃暴落は陽明海運(ヤンミン・ライン)、台湾航業(タイワン・ナビゲーション)が共同運航する中台航路に2隻が新規投入されたほか、長栄海運(エバーグリーン・マリン)が中国の中誠海運との用船契約で華東航路の運航を開始したことなどで、貨物輸送の需給バランスが崩れたことが原因とみられる。

 上海線のほか、寧波線で1TEU当たり40米ドル、天津、青島、大連線で60米ドル、アモイ線で同100米ドルまで運賃が下落している。
T000252681