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鴻海とバイオネット合弁、健康診断センター営業開始


ニュース 医薬 作成日:2010年9月14日_記事番号:T00025275

鴻海とバイオネット合弁、健康診断センター営業開始

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)と訊聯生物科技(バイオネット)の合弁会社、康聯生医科技はこのほど、企業向けの健康診断サービスを行う「康聯予防医学機構」の営業を開始した。14日付工商時報などが伝えた。
 

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蔡政憲・康聯生医科技総経理(左4)は、最高級の健康診断サービス提供を目指すと語った(13日=中央社)
 
 康聯生医科技の資本金は3億台湾元(約7億9,000万円)で、出資比率は鴻海集団が48.5%、バイオネットが22.5%、康聯生医の経営陣が29%となっている。康聯生医の蔡政憲総経理は当初、2年以内の損益均衡を目指すとしていたが、損益均衡の達成時期は未定とする見方に後退した。

 康聯生医は既に企業顧客の健康診断を受注しているという が、顧客名は明らかにされていない。ただ、主要顧客は大株主である鴻海集団の系列企業とみられる。このほか、中国人観光客などのメディカルツーリズム(医療観光)需要も期待される。

 台湾の健康診断業界では、聯華電子(UMC)の宣明智・名誉副董事長や友達光電(AUO)の李焜耀董事長が出資する「尊栄健康管理顧問」など、ハイテク業界からの異業種参入が目立っている。