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結婚した方が幸せか?女性の6割が「ノー」


ニュース 社会 作成日:2010年9月15日_記事番号:T00025292

結婚した方が幸せか?女性の6割が「ノー」

 
 教育部による結婚に関する最新のアンケート調査で、「結婚した方が独身よりも幸せ」と回答した女性は39.5%と4割に満たないことが分かった。未婚者に限定するとさらに31%まで数字は下がり、結婚に憧れる女性が大きく減っていることがうかがえる。ちなみに男性は「結婚した方が幸せ」が57.1%と過半数以上を占めた。

 この調査は、教育部が台湾師範大学と世新大学に委託し、5月31日~6月9日に全土18歳以上の男女を対象に電話アンケートを実施したもので、有効回答数は1,468件。

 14日に発表された調査結果によると、男女とも9割以上が「円満な結婚生活を営むこととても重要」と答えたものの、「結婚は人生で最も重要なことのひとつ」と聞かれた場合、「イエス」と回答した女性は67.9%と、男性の83.2%を大きく下回った。また、男性の66.4%が「独身よりも結婚した方が良い」と答えたのに対し、女性は49.9%と半数以下。未婚者では40.3%で、逆にいえば未婚者の6割が「独身の方が良い」と思っていることになる。

 これについて林如萍台湾師範大副教授は、「女性の経済的な自立が高まる中、結婚後の家事負担がマイナス要因となって、結婚生活を送ることへの自信と動機づけが不足している」と分析。

 中央研究院社会科学研究院の呉斉殷副研究員も、「結婚後の家事負担が少ない男性の方が、結婚に対する憧れや満足度が高いのは当然」としている。

 なお「理想的な結婚適齢期」については7割が「25~30歳」「28歳が最適」と回答。しかし、現実には初婚年齢は男性が31.6歳、女性が28.9歳と晩婚化が進んでいる。