ニュース
運輸
作成日：2010年9月15日_記事番号：T00025301
中遠集団、10月にも台湾事務所開設
中国海運最大手、中国遠洋運輸集団（COSCO）の魏家福総裁はこのほど、10月にも台湾事務所を開設し、台湾企業向けのサービス品質を向上させると表明した。また、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）発効を受け、今後中台の企業に対しより多くのサービスを提供したいとの考えを示した。15日付経済日報が、中国の経済専門サイト、和訊網の報道を引用し伝えた。
魏総裁は金門島・馬祖島経由のいわゆる「小三通」による業務を開始した数年前から、直航実現とＥＣＦＡ締結を支持してきたと述べ、ＥＣＦＡ発効による関税優遇措置で、中台間で海運を利用した商品貿易はますます拡大すると指摘した。
魏総裁は台湾事務所の設置で、ＥＣＦＡを海運面から支援し、台湾を重要拠点の一つとして発展を目指す構想を示した。特に高雄港の整備を台湾の同業者と進め、中台貿易や台湾から欧米など世界各地への海運サービスを提供したい考えだ。
