ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

チャータード銀、台湾事業の将来性を楽観


ニュース 金融 作成日:2010年9月15日_記事番号:T00025302

チャータード銀、台湾事業の将来性を楽観

 
 英国系のスタンダード・チャータード銀行(SCB)の台湾法人、渣打国際商業銀行のスニル・カウシャル執行長(CEO)はこのほど、工商時報のインタビューに応じ、中台の市場開放に沿って、台湾事業の将来性に強い期待を表明した。15日付同紙が伝えた。

 SCBはこれまで台湾で新竹国際商業銀行など金融機関買収に20億米ドルの資金を投じ、現在では外資系で支店数最多、収益2位に浮上した。

 スニル執行長は「SCBは台湾のすべてを信じ、最初の銀行買収時から戦略は明確だった。今後の戦略はそれを確実に実行し、中台の市場開放で大中華市場の拡大を促すことだ。今後3~5年で台湾は(SCBグループで)最も優秀な業績を上げる可能性がある」と予測した。

 スニル執行長はまた、「3回の買収で台湾の消費者向けローン市場でのシェアを拡大できた。今後は法人向けローン分野での弱点を補っていく。SCBは貿易金融分野で国際的に知名度があり、長期的にはインド、中国、ベトナムの台湾企業を全力で支援したい」と述べた。