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セメント業界の輸出比率、30%に引き下げ検討=施経済部長


ニュース その他製造 作成日:2010年9月15日_記事番号:T00025304

セメント業界の輸出比率、30%に引き下げ検討=施経済部長

 
 施顔祥経済部長は14日、台湾のセメントメーカーの輸出比率が年々拡大していると先ごろメディアで大きく報じられたことに対し、「セメント業者の設備更新に協力し、輸出比率を30%まで引き下げることを求める」と語った。経済部は2015年までに現在の40~50%から引き下げることを検討しているもようだ。15日付経済日報が報じた。

 経済部の統計によると、現在台湾のセメント生産能力は年間約2,000万トン。台湾の重大公共建設が完了するに従って、生産量は減少しているものの供給過剰となっており、昨年は生産量1,500万トンのうち約半分が海外へ輸出された。

 これについてセメント最大手、台湾水泥(台湾セメント、台泥)の辜成允董事長は「セメント業は内需主導型の産業で、台湾のインフラ建設が十分であれば、輸出したいという業者は1社もない」と話し、その他業者も中国など海外からの輸入量を制限するといった補完措置の実施を政府に呼び掛けている。