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TTL、JTIからたばこ2銘柄の生産受託


ニュース 食品 作成日:2010年9月15日_記事番号:T00025307

TTL、JTIからたばこ2銘柄の生産受託

 
 2009年1月の煙害防制法(たばこによる健康被害防止法)の新規定施行により、全盛期は年間485万ケース(1ケース=1万本)だった台湾のたばこ市場が昨年139万ケースまで縮小したことを受け、設備稼働率の向上に向けて、積極的に受託生産事業に乗り出す台湾煙酒(TTL)は、フィリップモリスからの受注に続き、日本たばこ産業(JT)の海外事業部、JTインターナショナル(JTI)から「LD」と「MORE」の2銘柄の生産を受注した。15日付経済日報が報じた。

 TTLの徐安旋総経理によると、たばこの受託生産事業では、フィリップモリスから年間3万~4万ケースを受注しているが、今回JTIと契約したことにより、今年通年の生産量は10万ケース以上となり、10億台湾元(約26億円)余りの売り上げをもたらすと見込まれる。

 また徐総経理は、「フィリップモリス、JTI以外からも生産委託の意向が示されており、近いうちに決定する」としている。

 このほか、中国は現在たばこの輸入量を年間30万ケースに制限しているが、TTLへの割り当てはわずか2,000ケースと少なく、同社は割り当ての拡大を目指している。