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台北市長選に立候補届け出、現職郝氏と民進党蘇氏


ニュース 政治 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025325

台北市長選に立候補届け出、現職郝氏と民進党蘇氏

 
 11月27日に投開票される台北市長選で、国民党現職の郝龍斌氏(58)と民進党新人の蘇貞昌氏(63)は15日、それぞれ立候補の手続きを済ませ、選挙戦が本格化した。
 
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再選に向けて気勢を上げる郝氏だが、市政の不祥事報道は一向にやまない(15日=中央社)
 
 郝氏は同日午後、夫人や国民党幹部に付き添われ、信義区行政中心で立候補手続きを行った。新生高架路補修工事や台北国際花卉(かき)博覧会(花博)の調達をめぐる汚職疑惑で窮地に立たされた郝氏は同日午前、「深い反省を経て、体制を立て直し、再出発することを決定した。気力と忍耐力で自分が台北市を繁栄に導けることを証明したい」とあいさつした。

 一方、蘇氏は同日午前に夫人や民進党幹部らとともに台北市選管で立候補手続きを済ませ、現職郝氏が汚職疑惑で苦戦していることを念頭に、「当選したら4年間は無駄遣いをやめ、不正を追放し、行政効率を上げたい」と述べた。

 選挙戦は現職の郝氏に、民進党のエースで台北県長、行政院長、党主席などを歴任した蘇氏が挑む構図。これまでのところ、一連の汚職疑惑の渦中にある郝氏を蘇氏がリードする展開となっている。民進党が1998年以来12年ぶりに台北市政を奪還できるかが焦点となる。